レッツノート CF-RZ5 充電が出来なくなった時にする事

スマホ・PC

—この記事は2024年03月12日に更新されました—

ACアダプタを使わないで充電する方法もこちらでレビューしています。
レッツノート CF-RZ5 充電をUSB-PD化 ACアダプタを使わないで充電
長く使っていくなら、こちらの方がおススメです。自己責任ですが・・・

筆者の愛用ノートPC

筆者はレッツノートを愛用しております。CF-RZ5 中古で3万円!!
SSDなので起動も早く、なにしろ軽量なのがとっても気に入っています。
重さは750g!!一回この軽さを経験すると他のノートが重くて持ち歩きに耐えられません。


購入したのはレッツノートの中古PC専門店の「レッツタウン」さんです。
その他、レッツノートの中古販売店のリンクを貼っておきますね。

症状

・純正のACアダプタを挿しても充電ランプがつかない
・充電ランプがつかない状態で、そのままACアダプタを挿しっぱなしにしておくと・・・
   ①数分後から充電ランプがついて、充電ができるようになる
   ②そのまま充電できない
①であれば特に問題ないのですが、結構な確率で②になります。これでは使いものになりません。

原因はACアダプタだった

先に原因を言っておきます。ACアダプターが故障していました。ACアダプターって可動部分がないので、「壊れないもの」と思い込んでいましたが、壊れるんです!!ACアダプターも!!

ノートPCが充電できない時に調べる事、やる事

いろいろと試したことを紹介します。これはレッツノートに限ったものではなく、
ACアダプタを使うノートPC全体に言える事ですので、参考にしてください。

テスターでACアダプタの出力電圧をチェック

テスターが必要になります。テスターは1,000円くらいで購入できるもので十分です。
個人的には、オーム電機さんが好きです。筆者が使用しているテスターはコチラ。


測定する前に確認する事 ⇒ 出力値の確認

実際に測定する前に、出力値を確認します。ほとんどのACアダプターには、写真のように出力値が表示されています。レッツノートRZ-5の純正ACアダプターの表示は写真の通りで、DC16Vですね。

測定する場所 2か所測定する

1か所目:ACアダプタ全体

ACアダプタをコンセントに挿して、コネクタの端子を測定します。
16Vが出力されていれば、ACアダプタは正常です。測定結果は・・・
 ⇒ 結果:0V

0Vという事は、全体のうちでどこかが故障していて16Vが出力できていないと判断できますが、
「どこが悪いか」まではわかりません。





2か所目:コンセントのコードのみ (コンセントのコードのみを測定)

今度はACアダプタのコンセントケーブルだけをコンセントにさして、出口側を測定します。
100Vが出力されていれば、コンセントケーブルは正常です。
⇒ 測定結果:100.6V

100Vが出力されているので、コンセントケーブルは問題ないと判断できます。

分かったこと

 ・ACアダプター全体    ⇒ 0V       ⇒ 問題あり
 ・コンセントのコードのみ ⇒ 100Vが出ている ⇒ 問題なし

という事は、コンセントからACアダプタ「箱」直前までは問題なしで、それ以降で問題があると
判断できます。という事で、「ACアダプタの故障」と判断出来ます。
ただし、接触不良の可能性もありますので、次で説明するコネクタのお掃除をしてからもう一度
測定してみると良いです。

もし、コンセントのコードの測定で100Vが出ていない場合は、コンセントのコードを交換すれば
なおる可能性が高いです。

ACアダプタ側のコネクタ端子をきれいにする

ACアダプタのコネクタ(銀色の部分)をよく見ましょう。ピカピカになっていますか?
ココが汚れていると、接触不良を起こして充電が出来なくなります。

ピカールでゴシゴシ

「ピカール」という研磨剤できれいにします。コネクタの表面をちょっとだけ「削る」イメージです。
「削る」というよりは「磨く」という表現の方が良いかもしれません。
ピカールは、ドロドロの液体の中に3μm程度の粒子が入っていて、その粒子で表面を削ります。
削るといっても、端子表面の光沢が出るくらいなので、どれくらい削ったかは人の目ではわからないレベルです。

ピカールで磨いてみます。磨き方は簡単です。ティッシュペーパーに少量のピカールを付けて
グリグリ回すようにコネクタ部分を磨きます。
汚れがある場合、ティッシュペーパーが汚れてきます。

ある程度(10回程度グリグリする)磨いたら、新しいティッシュペーパーで拭き取ります。
その後、パーツクリーナー等を使って仕上げると良いのですが、パーツクリーナーが無い場合はウェットティッシュでもOKです。残念ながら端子の内側は磨けません。

PC側 コネクタ受け側の確認(分解必要)

※注意!!
分解をするとメーカ等の保証はなくなる可能性が高いのと、危険がともなうので不慣れな方は
素直に修理屋さんに持っていきましょう。私の場合は中古品だったのと、購入から1年以上経過していたので保証はありません。なのでイケイケで分解しちゃいます。

コネクタ部分を見るだけなら、分解は結構簡単です。まず、PC裏側にあるネジをはずします。(左写真の白矢印のところは、はずさなくてOK)すると、PC裏側のカバーが外れます。




コネクタ挿入部分を拡大・・・〇のついている部分が断線していたりします。断線していた場合は、
半田͡コテを使って修理しましょう。写真の状態であれば異常なしです。

すべてOKなのに充電できない場合は・・・

いろいろ試してみましょう。こんな調べ方もあります。
 ・同じスペックのACアダプターを使っている人がいれば、借りてみて挿してみる
   ⇒ これで充電出来ればACアダプターが悪い
 ・同じレッツノートを使っている人がいれば、そこに自分のACアダプターを挿してみる
   ⇒ これで充電出来ればPC側がなんらか悪い

純正ACアダプターは高い!!なので互換品を購入

ACアダプタにそんな金だせない!!という方に・・・・最初に紹介しましたが、互換品というものが
あります。互換品は楽天市場などで手に入ります。

筆者が購入した互換品ACアダプタは2つ。1つは販売終了・・・

現在販売停止中 【KFD】互換ACアダプター 

現在販売中 【HKY】16V Panasonic交換用充電器

こういった互換品は長く販売されないのかもしれません。需要は多くないでしょうから、生産数が少ないと思われます。KFDの方は「品切れ」で購入はできませんが、リンクを貼っておきます。
HKYの方は2024年1月に一度販売されなくなりましたが、2024年3月に販売が再開されています。

■ KFD(販売停止中)

■ HKY(販売中)


実際に購入したACアダプタはコチラ(左:KFD  右:HKY)


ACアダプタ裏側にスペック表示がされています。(左:KFD  右:HKY)

どちらも表示では16V 2.80Aとなっており、純正と同じスペックです。

互換品ACアダプタの出力を測定

では実際に計測してみましょう。

KFD、HKYともにほぼ16Vと表示されました。きちんと仕様通りの出力になっています。これで安心して使えますね。

互換品はデメリットもある

互換品は安くてよいのですが、デメリットもあります。
 ・充電ランプが消えない(純正品は、満充電になったら充電ランプが消灯していました)
 ・純正品ではないので過充電や発火やPC故障などのトラブルは自己責任
 ・互換品は端子部分が少し長いので、PCに挿しこんだ時に、少し出っ張る。
  端子部分の比較は ↓ ↓ こちら ↓ ↓
■純正品 約9.5mm

■互換品 (左:KFD ⇒ 11.5mm  右:HKY ⇒ 12mm)

互換品ACアダプターのほうが、端子が長いです。という事は、本体に差し込んだ時に
少し出っ張ります。



■純正品 すき間なし

■互換品 (左:KFD ⇒ 1.5mmのすき間  右:HKY ⇒ 2mmのすき間)

この出っ張りが気になる人もいるかと思います。気になるなら純正品を買いましょう。
「純正」を購入して安心感を得る!!正しい事だと思います。

また、充電中はこのような表示がデスクトップ上に表示されます。
この表示は✖ボタンで消せます。

まとめ

ノートPCが充電できなくなった際に調べる事を紹介しました。

充電出来ないときはPCの設定を見よう!!などと記載されている情報がありますが、
それまで充電出来ていて、ある時から突然充電できなくなったのであれば、PC側の設定ではなく
機器の故障が高いです。