物置のアンカー工事は自分で出来ます                     台風対策 DIYオールアンカー施工

修理 リペア

今回紹介するのは、屋外に置いてある物置の固定です。
我が家の倉庫は、10年以上前に購入したヨド物置(YODOKO)の「エルモ」というシリーズです。
以前からアンカーで固定されていたのですが、最近場所を移動したために再度固定が必要になりました。

実際に施工した過程を紹介しますので、参考にしてください。
※本記事を参考にして固定された場合の保証はできませんので、自分で施工される方は
 自己責任でお願いします。あくまで参考情報です。

目次
 ■アンカーで固定する物置
 ■使用する部材 アンカープレートはL字アングルで代用
 ■使用する工具
 ■作業時間
 ■作業手順
  ・穴開け位置のマーキング
  ・ドリルビットにマーキング (穴あけ深さを決める)
  ・下穴あけ ~ 本穴あけ
  ・穴のお掃除
  ・アンカー挿入、ボルトあわせ
  ・芯棒の挿入 ハンマーでたたく
  ・ボルトをいったん外して アングル固定 最後に塗装
 ■まとめ

アンカーで固定する物置

10年以上前に設置したヨド物置の「エルモ」です。

使用する部材 アンカープレートはL字アングルで代用

・オールアンカー
  四隅に設置するので、4本購入。屋外なのでステンレス製を選択。ホームセンターで1本約400円。
  物置「エルモ」の取説にオールアンカーの推奨サイズが記載されています。取説には
 「M12-70以上」と書いてあったので、少し長めのM12-100にしました。
  サイズの読み方は↓↓です。 
    M12:ボルトのネジサイズ
    100:地面に埋まる部分の長さ
  使用するドリル径(ドリルの太さ)は、オールアンカー自体にラベルで表記されています。
  (M12-100の場合、ドリル径は12.7mmと表示されていました)

  購入時に注意!!
   売られている状態では、芯棒は固定されておらず抜けやすくなっています。
   たまに見るのですが、芯棒が抜けてしまっているアンカーがあったりするので、
   購入前に芯棒が抜けていないか確認してから購入しましょう。

 

・固定用金具(今回はL字アングルで代用)
  オールアンカーと倉庫をつないで固定するための金具は、本当は「アンカープレート」という
  純正のプレートが付属していたはずなのですが、10年の間に紛失。ホームセンターで聞いて
  みたところ、L字アングルでも代用できそうだったので穴位置を参考に選びました。
  ステンレスが良かったですが、良いサイズがなく、スチール製。

使用する工具

・コンクリートドリルビット(サイズ違いを3本用意します)
   5.0mm(六角シャンク)    ⇒ 下穴用
   8.5mm(ストレートシャンク) ⇒ 下穴用
  12.7mm(ストレートシャンク) ⇒ 本穴用
 最終的に12.7mmの穴をあけるのですが、いきなり12.7mmだとうまくいきません。
 それは、いきなり大きな穴をあけると、穴位置が定まらなかったりドリルビットに負荷がかかって
 ドリルビットがダメになってしまう可能性があるため、下穴を2回あけてから本穴をあけます。
 順番は
   5.0mm ⇒ 8.5mm ⇒ 12.7mm
  ※5.0mmが六角シャンクなのは、手持ちのドリルがたまたま六角シャンクだったからです。

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・振動ドリル
  コンクリートなどに穴をあける場合は、通常のドリルではなく、振動ドリルが必要です。
  地面方向に打撃を与えながら回転する事で、より強力に穴あけが出来ます。
  10mmくらいの穴の場合は振動ドリルを使わないと穴あけは無理だと思います。   

・インパクト
  下穴用のコンクリートドリルが六角仕様だったので、穴の合うインパクトを使います。
  5mmの下穴をあける程度であれば、インパクトでも問題ないです。

・ハンマー
  オールアンカーの芯棒を打ち込む時に使います。これは家庭用のいわゆる「トンカチ」では
  まったく力不足で、なるべく大きいものが良いです。ちなみに筆者の手持ちのハンマーの中で
  最大サイズの写真のハンマーを使用しましたが、これでも打ち込みはかなり厳しかったです。

作業時間

準備~片付けを含めて、1時間程度で完了しました。

作業手順

穴開け位置のマーキング

穴を開ける位置を決めます。L字アングルを合わせて、穴を開けたい位置にマジックなどでマーキングします。

ドリルビットにマーキング (穴あけ深さを決める)

どれくらいの深さの穴を開けるかを決めます。
今回使用したCタイプの場合、埋め込み長さ+外径 の深さの穴を開ける必要があります。
黒くマーキングしました・・・が、外形分深く穴あけする計算を入れずにマーキングして
しまいました。(施工後に気づいた・・・)
マーキングは黒マジックだと作業中に見えにくくなってしまいますので、
白インクなどでしっかりマーキングした方が作業性が良いです。

下穴あけ ~ 本穴あけ

削りカスが結構でます。吸い込んだら体に悪そうなので、マスクは必須です。

・5mmのドリルで下穴
  ⇒ 穴位置を決める程度なので、深く穴を開ける必要はありません。10mm~20mm程度で
    よいかと思います。
・8.5mmのドリルで下穴
  ⇒ ここは実際に穴あけしたい深さまで穴を開けます
・12.7mmのドリルで本穴

穴のお掃除

エアダスターで穴の中の削りカスをきれいに除去します。
エアダスターがなかったら、カメラレンズのホコリを飛ばすシュポシュポでも良いと思います。
シュポシュポは100均で売ってます。

アンカー挿入、ボルトあわせ

 

 

 

 

 

 

アンカーを穴に入れて、ナットを回して設置面まで合わせます。
(これ以上アンカーが下に入っていかないようにする)
※ナットをさらに締めこんでいってしまうと、アンカーが浮いてきてしまうので注意です。

芯棒の挿入 ハンマーでたたく

芯棒をハンマーでたたきます。真上からたたきましょう。芯棒が曲がると大惨事です。

芯棒は、アンカー本体に密着するまで叩き込みます。叩き込みが不十分だと内部でアンカーが
開ききらずに固定力が不十分になります。

ボルトをいったん外して アングル固定 最後に塗装

地面に設置しているボルトをいったんはずし、アングルを設置してから再度ボルトを締めこみます。

アングルがステンレスでな場合は、最後に塗装しておくと錆びずらくなって良いです。
色はなんでもよいので、表面を保護するために塗装はしておくと良いと思います。

まとめ

オールアンカー施工の紹介でした。

我が家はサイクルスタンド等の小型のものもアンカー固定しています。
サイクルスタンドは、アンカーでしっかり固定していないと台風などの時に全く役に立たないので
小さい径でも良いのでアンカー固定しておくことをおすすめします。




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